※日記でちょこちょこ書いてたネタのログです。 小ネタ以上に粗いネタ CPごちゃまぜ *イタサス ゴロゴロゴロ 「っ!?」 ピカッと曇り空が光った数秒後に響く地を這う雷音に、ひ、と甲高い声をあげそうになったがギリギリのところで飲み込んだ。 怖くなんかない 怖くなんかない 怖くなんか、ない 目にうっすら涙が溜まっているのは欠伸をしたからだ。…なんて無理がある言い訳だが、そうでも言い聞かせていないとやってられない。 静まれ静まれ静まれと呪文のように唱えてみても、悲しいかな空の機嫌は直ってくれない。 一人布団を頭から被っていたサスケは続けて鳴る雷音にびくびくと肩を震わしていた。もう泣いてしまいそうだ。じわりと目尻が熱くなるのが悔しくて、そう思うと余計に悲しくなってきた。 ずずっと鼻をすすった時、部屋の扉が開く音がした。 「…起きているか?」 聞こえた声に鼻の奥ががつんと痛くなった。ああ、会いたかった。兄さん! 安堵と共に零れた涙に、焦って直ぐに拭き取る。 「起きてるよ」 布団に潜っていて良かった。くぐもった声になるおかげで鼻声になっているのがバレない。部屋が暗くて良かった。暗闇のおかげで目が赤くなっているのがバレない。 「入っていいか?」 「…どうしたの?」 こんな夜中にどうしたのだという疑問と、来てくれて嬉しいという気持ちとが入り混じり、返事をした声が少し裏返った。 ああ、と言葉を続けた兄の言葉は少しの笑いが含まれており、サスケは布団から少しばかり顔を覗かせた。 「雷が怖くてな。一緒に寝てくれないか?」 廊下の電気に照らされ、笑った兄の胸に飛び込んだのは言うまでもない。 *ナルナルと事故チッスしちゃったサスにゃんの帰宅後 ※(乙女でアホの子) ど、どうしよう。ナルトとき…き、きききききすしちゃった…。びっくりした超びっくりした。だって急にナルトの顔が目の前に近付いてきて、くち、唇にぶちゅって!かさついた唇が妙にリアルで、しっかり交わったお互いの視線が…思い出すだけで顔が熱い。鼓動が速くなる。だってだって俺ファーストキスだったんだもん!兄さんには将来結婚する人としかき、キスしちゃいけないって言われてたし……。え?ちょっと待てよ?深く考えたことなかったけど、結婚する人としかしちゃいけないって、それって、もしかしてキスすると赤ちゃん出来ちゃうとか!?うわ!どうしよう!赤ちゃん出来ちゃった!いやいやいや、でも俺男じゃん!ないないない。それはない。あ、じゃあナルトが授かっちゃった感じか?俺父親?やばい。どうしよう。上手く育てられるかな……?ん?ナルトも男じゃね?……………はっ!もしかして男同士でも子供が出来…… ねぇだろ( ´∀`)=3 *サスケが10分の1兎 ┗イタサス宅のうささす君 「ただい――」 ま、と言い切る前に開けたドアから暖房の温かい空気と共に飛び出てきたのは可愛い可愛い我が兎、サスケだった。初めてのことでないとはいえ、いささか驚かされたイタチはよろめきながらも、しっかりとその腕に受け止めた。サスケはイタチによって毎日手入れされた長くもふもふとした耳をイタチの頬に擦り寄せ、ぎゅうぎゅうと二人の隙間を埋めるように抱き着いた。 イタチは困ったように笑いながらも、甘えたモード全開な兎が可愛くて仕方ないようで、整った顔を幸せいっぱいに緩ませつつ、サスケの髪に指を通す。そうして、サスケの耳にキスを落として、低く甘い声で囁いた。 「ただいま」 耳元で囁かれるのに弱いサスケは真っ赤に顔を染め、そしてはにかむように「おかえり」と愛しい人の頬に口づけた。 ┗カカサス宅のうささす君 「ただいま」 二人暮らしも慣れたものだ。ただいまと言える喜びを噛み締めつつ、すっかり身についた挨拶と共に部屋へあがるが、肝心の返答が何もない。常ならば、うさ耳を生やした可愛い少年が出迎えてくれるというのに。カカシは瞬時に状況を飲み込むと、苦笑を浮かべつつリビングへと向かった。 案の定、暖房もつけず真っ暗だったリビング。電気をつければ白い明るさに僅かに目を細めた。そのまま見渡すように部屋を眺めると、ソファーの後ろからうさ耳らしき、というかうさ耳がはみ出てちらついていた。頭隠して尻隠さずとはこの事かと噴き出しそうになるのを堪えカカシは歩み寄った。 「サスケ」 名を呼べば気付かれると思っていなかったのか、びくりと小さな肩が跳ねる。それと同時にうさ耳もぴんと伸びたものだから、分かりやすくて可愛らしい。こちらを向こうとした頭が寸のところで止まり、そっぽを向かれる。もちろん呼び掛けへの返事はない。 「ごめんね。仕事長引いちゃってさ」 なるべくサスケの機嫌を損ねぬようにと、慎重に言葉を選ぶ。サスケは未だにこちらを向かず、だんまりを決め込む。 「仕事してる間もずっとサスケのこと考えててさ、会えなくて寂しかったんだよね。だから、そうやって目も合わしてくれないと、」 結構つらいな。 留めの一発を食らわせればサスケは勢いに任せてこちらを振り返り、感情を表す耳をうなだれさせて、何か言いたげにカカシを見つめた。 「おれだって、…」 「うん?」 「俺だって寂しかった馬鹿カカシ!」 冷えた兎を温めるようにカカシは腕に彼を包み込んだ。今日はいっぱい甘やかしてあげよう。と心に決めながら。 ┗ナルト宅のうささす君 「たっだいま」 テンポ良く紡がれた音と共に無機質な扉を開けてみるが、甘えたな恋人が抱き着いてきてくれるわけでもなく、部屋へと上がってみても、ヤキモチ妬きな恋人が拗ねて隠れているわけでもなく、兎な恋人は彼のお気に入りのクッションを腕に抱き、テレビへとくぎ付けになっていた。 「ただいま。サスケ」 聞こえてなかったのかもう一度言ってみるが、返ってきたのは鋭い睨み。 「うっせぇウスラトンカチ。今いいとこなんだ話かけんな」 早口に告げられた愛ある台詞にはい。と小さく返事したナルトだった。愛はあるはず。きっと。 *誰か×女王様サスケ 俺が起きる前には必ず傍に居てスタンバイすること。目を開けた時最初に見たものがお前じゃないと、その日一日口を利いてやらない。 俺の体を見るのも触るのもお前だけ。白いシャツに手を通させて。寒くないかと優しく俺の顔を覗き込んでくれたならば、お前の好きなとびきり甘い笑顔を見せてその腕へと抱かれてやるから。 食事にトマトは欠かすなよ。赤くツヤツヤした実りの良いやつをきちんと用意すること。言っておくが用意したからって褒美はやらない。たまには鞭も必要だろう?その代わり用意し忘れたなら、一週間はお預けだ。ナニをかなんて言わなくても分かるだろう? 家を出る際キスは忘れるな。俺のことを忘れられなくなるくらいの濃厚なやつを。分かっているだろうが浮気はするな。お前が下心をちらつかせていいのは俺だけだ。 離れている間は1時間に1度はメールを入れること。素っ気ない内容ならすぐに受信拒否してやる。お前が忙しいのも分からない俺じゃあないからな。これでも譲歩してやってるんだ。感謝しろよ。 帰って来たらとことん甘やかせ。俺の匂いでいっぱいにしてやる。押し倒すのはまだ早い。俺はお腹が空いたんだ。お前にくわせてやるのは俺の腹が満たされてから。おいおい。躾のなってない犬は嫌いだが、ただ従順なのも飽きがきて好きじゃない。この意味わかるか? |