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「あんな奴、会長の座から下ろしたったらええのに」
萩岡先輩と話している(主に俺が萩岡先輩の話に相槌を打っている)と、徐ろに萩岡先輩がそんなのことをいった。
「先輩はほんと生徒会のこと嫌いですよねぇ」
そう、元々生徒会と風紀委員は仲良くないのだが、特に萩岡先輩は生徒会・・・主に会長と副会長を毛嫌いしている。
「確かに生徒会は嫌いやけど、榎並ちゃんは別やで」
「あは、ありがとうございまぁす」
そして、何故か俺はこの人に気に入られてるのだ。ほんとうに何故だかわからない。マリモが来る前は俺は仕事なんかサボりまくりだったし・・・
「あ、でも・・・最近の榎並ちゃんの行動は関心しやんな」
「・・・何のことですかぁ」
あと、これは俺の推測でしかないが、萩岡先輩は狼を嫌っている。まあ、これは狼は不良だし先輩は風紀委員だから仕方ないのかもしれないが。
「榎並ちゃん、Fクラスと関わるんはやめときや」
やはり、予想通り狼たちのことだった。
てか、俺がFクラスに行ったことも既にバレちゃってるのね
「それは先輩には関係のないことでしょー」
「榎並ちゃんのこと心配して言うてるんやで?」
「大丈夫ですよぉ。俺には優秀な親衛隊隊長がついてるんでぇ」
俺はここにいるのが居心地悪く、そう言うと「お邪魔しましたぁ」と言って風紀室を後にした。
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