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「こんにちはー」

「いお!」


途中まで狼に送ってもらい久しぶりの生徒会室に入ると、頼がいきおいよく飛び付いてきた。


「うげっ・・・頼、苦しいよぉ」

「いおの馬鹿ぁっ!いおが来てくれないから僕ずっと会長と二人きりだったんだからねっ!」

「それは、ご愁傷さまぁ・・・」


まあ、頼と二人っきりで辛かったのは会長の方だと思うけど。たぶん、相当頼からの口撃を受けたであろう。


「て、かいちょーは?」

「親衛隊にでも慰めてもらってんじゃないのっ?それか、マリモ」

「まだ落ち込んでんのぉ?めんどくさいなぁ」


頼は会長のことなど心底どうでもいいようで、すぐに俺から離れると自分の席に戻った。

さて、俺も仕事しよっかなー


「いお、オレンジジュース!」

「・・・はぁい、」


頼のオレンジジュース淹れるのが先みたい。


 


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