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「はぁあっ・・・」


いつもの空き教室に入ると、アイは俺の手を握ったままその場に座り込んだ。俺もつられるようにアイの隣に座った。


「・・・アイ?」

「伊織の馬鹿!なんで反論しないの!」

「ごめんね・・・ありがとう」

「っ、おかげで僕の本性バレちゃったでしょ!」

「うん、ありがとう」


アイは俺なんかよりも泣いてしまいそうで、俺はそんなアイを抱き締めた。


「伊織の、馬鹿っ・・・!」

「うん。アイの言葉嬉しかったよ」

「僕、絶対伊織の親友やめないからね・・・!」

「俺もだよ」


アイはいつも俺のほしい言葉をくれる。いつだってどんなときだって。そんなアイに俺は昔から救われているわけで・・・どっちかというと俺がアイの親衛隊になりたいくらいだよ。


 


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