7
教室に帰ってきたのはいいんだけど、もちろんマリモくんも一緒なわけですよ。
っていうか、なんで狼までついてきてんのさー
「狼、自分の教室戻りなよぉ」
「めんどい」
「ここにいられたらじゃーま」
「・・・わかった」
俺がそう言うと狼はしぶしぶというように自分の教室に帰っていった。
マリモくん?マリモくんならアイに恐れて俺の隣でビクビクしてるよ
狼が帰っていったのを確認した俺はそんなマリモくんを無視して残っている生徒会の仕事を処理し始めた。
「伊織、頼からたまには顔見せに来いってメール来てたよ」
「いつも一緒にご飯食べてるじゃんねぇ」
「そういう意味じゃないでしょ。さっさと会長の件も片付けてきな」
「はぁい、」
アイったら隠すつもりないのかね?親衛隊モードに全くなってないんだけど?バレるよ?まあ、バレてもアイなら大丈夫だと思うけどさぁ
[ 56/157 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]
top