「あ、伊織!こんなところにいたのかよ!」

「うげぇっ・・・」

「ちっ、」


それからしばらくのんびりとその場に寝転んで空を眺めていると、いきなり屋上の扉が開いてマリモくんが入ってきた。


「あ、さっきの奴!お前俺に謝れよな!俺優しいから許してやるし!そうだ、名前教えろよ!」

「うるせぇ」

「あ、わかった!!照れてるんだな!!」

「ねぇ、この人嫌がってるしやめたげたらぁ?」

「そんなことあるわけないだろ!!あ、伊織も構ってもらえなくて寂しいのか!?」


マリモくんは狼を質問攻めしていて、俺がそれを止めようとするとなぜか意味のわからない勘違いをされた。


「もう、頭いたぁい」

「俺もだ」



 


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