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「なんだよあいつ」
屋上を後にすると、やはり風紀委員長が気に入らなかったのか狼が不機嫌そうな声色でそう言ってきた。
「委員長だよー。狼とか目つけられてんじゃないのー?」
「いや。E組は俺たちが纏めてるから風紀は手出ししてこねえんだよ」
「そうなんだー」
俺たちはそんな話をしながら階下に下り、生徒会室に戻りたくなくてそのまま狼たちと寮に帰った。
「伊織ちゃん、鞄は?」
「あー、あとで頼に持ってきてもらう」
「このまま俺等の部屋でいいだろ?」
「うん」
寮に着いた俺たちはそのまま狼と蓮の部屋に向かった。
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