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「榎並様、失礼します」


気がつくと昼休みになっていたらしく、生徒会室にアイが入ってきた。


「え、・・・会長、?」


アイは中に入ると、会長の姿を見て驚いたような顔をしていた。


「ああ、伊織の親衛隊隊長か。今まで悪かったな。お前にも迷惑をかけた」


会長はアイの姿を見ると、立ち上がってアイの前まで行きそう言って頭を下げた。
もちろん、会長にそんなことをされたアイは気持ち悪いものを見るような顔をしてたけどね。


「アイちゃん、ご飯誘いに来てくれたんでしょー?頼も早く行こうよー」

「うんっ!僕、今日は何を食べようかなぁ」


俺は机の上を少しだけ片付けて、そう言って立ち上がった。頼もそれに続くように立ち上がった。


 


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