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「...もっ、むりぃ...」
「体力なさすぎだろ」
「違うからぁ...狼が絶倫なのぉ」
「お前見てると止まらねェんだよ」
あれから俺たちは一回ヤった後、動けなくなった俺を狼に抱き上げられて風呂に入り、体を洗ってもらったんだけどそれで終わるわけもなく風呂で一回......風呂から上がってさらに一回ヤって今に至る。
俺はベッドにうつ伏せで寝転がり、その上に狼が俺を抱きしめるようにして寝転がっている。
「...ほんと、今日は勘弁してぇ」
「...しゃあねえな。夏休みは長いんだし今日は勘弁してやるよ」
「えっ...夏休み毎日ヤる気じゃないよねぇ?」
「あ?そのつもりだ」
「無理だしぃっ...俺帰る!」
当たり前のようにそう言った狼に俺は思わず顔を青ざめさせて起き上がろうとした。が、狼に抱き締められるようにされていたためそれは叶わずベッドにダイブした。
「させるか」
「ほんと...毎日は勘弁してよぉ。せめて三日に一回とかさぁ」
「二日に一回」
「...なに、狼ってば俺のこと殺したいわけぇ」
「ちっ...三日に一回だな」
しぶしぶだが狼は折れてくれたらしく、なんとか毎日ヤるというのは回避した。
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