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撮影はスムーズに終わり、レイ兄からの要望で俺は着替えることなくその格好のままスタジオを後にした。
服はレイ兄が買い取りました。


「伊織、何でそんな格好してるの」


約束のパフェを食べて浪川家に戻ると、俺の格好を見たアイが怖い顔で立っていた。わりにはしっかり写真撮ってた気がするんだけど...


「...だってレイ兄がぁ」

「...こんな変態の言うこと聞かなくていいっていつも言ってるでしょ!」

「ごめんなさぁい」


アイ様怖い。
だが、アイの怒りの矛先はすぐにレイ兄に変わり、ルイ兄によって救出された俺はメイクを落として服を着替えた。


「お疲れ様。疲れたでしょ?」

「うん。すっごい疲れたぁ」

「ほんとに黎の我が儘に付き合うことないからね?」


ルイ兄の入れてくれたミルクティーを飲みながら話していると、レイ兄のお説教を終えたアイが帰ってきた。


「で?今日撮ったやつはいつ出るの?」

「確か、一週間後って言ってたと思うよー」

「わかった」


それからご飯を食べてすこし寛いで、眠りに就いた。
レイ兄はずっと床に正座だったけど...



 


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