そんなこんなで浪川家にやって来て一日目はゆったりとすごして終わった。
そして、二日目。今日は何故か朝からレイ兄に連れ出されていて、今はレイ兄の車の中だ。


「レイ兄、お仕事ないのー?」

「伊織ちゃんが帰ってくるって聞いたからしばらく休みもらったんだよ!」

「...モデルさんがそれでいいのー?」

「この日のために働いてきたからいいの。今日は伊織ちゃんとデート!」

「あははっ...」


もうね、ほんと何歳だよって感じ。
レイ兄はこんな感じじゃ想像つかないだろうが、モデルをしているのだ。しかも結構有名で人気がある。


「レイ兄、どこ行くのー?」

「伊織ちゃんが喜ぶところだよ」

「...あぁ、」


レイ兄のその言葉で俺は今からどこに行くのかなんとなく理解できた。



 


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