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あの後、俺は狼のせいで足腰が立たなかったことと、強姦未遂にあったことを考慮されて部屋で過ごすはめになり、一日目以降のイベントに参加できなかった。
「あ、伊織!おはよう!」
そして、学園に帰ってきた俺を待っていたのは何故か俺に笑顔ではなしかけてくる元マリモだった。
「...え、なに。怖いんだけどぉ」
もちろん、いきなりの変わりように俺は目の前の男が何を考えているのかとつい怯えてしまった。
「...室井、誰が伊織の名前呼んでいいって言った?」
「あっ、隊長!おはようございますっ!」
「...は?」
すると、俺の後ろからやって来たアイを見て元マリモは背筋をピンッと伸ばしてそう言った。
「...アイ、何したのー?」
「別に?ちょっと説教しただけだよ」
「それでこんなになんのー?」
「僕の教育の賜物でしょ」
あははっ...どうやら元マリモはアイ様によって再教育されたらしい。
さすがアイだわ。狼もアイには逆らえないからね。
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