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「あ、思い出したぁ・・・」


そうか。あの初めて狼に会ったときだ。
今まで生徒会という地位があったから襲われることなんてなかったから変だなって思ってたんだ。
まあ、狼のせいで全部忘れてたけど・・・


「もしかしてぇ、あの時のも君の仕業なのかなぁ?」

「そうだ!あの時に出ていってればよかったのに、味方つけやがって!・・・あいつもお前がいなくなれば俺のことを好きになるはずなんだ!」


そっか。この子、まだ狼に名前教えてもらってないんだっけ?完璧に嫉妬じゃん


「じゃ、俺行くからあと頼んだぞ!!」

「おっけ〜」
「さっ、伊織チャンは俺らと楽しもうね」
「お前逃げねぇように腕押さえとけよ」


元マリモはそう言うと足早にその場をあとした。
残されたのは俺と下衆い笑みを浮かべる野郎三人。


「こんなことしたらぁ、退学になっちゃうよぉ?」

「大丈夫大丈夫。会計様が言わなきゃいいだけだしィ?」
「それに、誰にも言えないくらい気持ちよくさせてやるよ」


あー・・・これは逃げれないなぁ。
どうしよう、狼に護身術でも習ってればよかったかも。


「この格好、結構さっきからキテんだよなァ」
「わかるわかる!脚とかめっちゃ綺麗だし」

「ひっン・・・触んなぁ、!」


俺は自分の今の服装をすっかりわすれていた。
男の一人が俺の服から出ている太股をスルリと撫でてきた。


「可愛い声。もっと聞かせろよ」

「ンんっ・・・やめっ、」

「細いし白いしサイコーだな」

「やっ、だぁ・・・ひァんっ・・・」


男は俺の力が弱くてたいして抵抗ができないのがいいことに好き勝手触りだした。
手は男の誰かのジャージで上で一纏めに縛られ、着ていた服の中から手を入れられたかと思えば服を胸元までたくし上げられて素肌を触られている。


 


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