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そんなこんなで俺たちは無事にゴールにたどり着いた。どうやら一番乗りらしい。


「ねー...着替えていーい?」

「着替えんの?勿体無ェ」

「これ、恥ずかしいんだけどぉ」


ゴールにたどり着き、着替えようとした俺を狼が止めてきた。
着替えたいんだけど...狼に後ろから捕まってて着替えられない。


「荒木、伊織のこと離して。こんな格好してたら襲われちゃうでしょ、この馬鹿」

「...ちっ、」

「ほら、伊織も早く着替えてきな」

「はぁい」


するとアイが狼を俺から引き離し、持って来てくれていたらしい俺のジャージを渡してくれた。

俺はそれを持ってなるべく人気のなさそうな場所に着替えに向かった。



 


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