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それからのポイントは、『パンチングマシーンで最高点を取れば通れる』というもので狼が他のグループをぶっちぎって高得点を出したり、『テストで最高点を取れば通れる』というものでアイが満点を叩き出したりしてクリアした。


なにこれ。このグループ最強なの?


呆気に取られながらも進んでいくと先程よりも一際開けた場所に出た。


「「・・・伊織!」」


すると俺たち違うところから会長と副会長たちのグループがやって来て、その他のところからも二つのグループがやって来た。


「・・・なにするんだろうねぇ?」


ここの真ん中にはたくさんの服やアクセサリー、靴などが置かれていて、その近くには四つの簡易更衣室らしきものがある。


「あ、モニター表示されたよ。・・・『まだ活躍していないグループの三名でここに
あるものでコーディネートすること。一番センスがよく尚且つ上手く着こなせていたグループが通って良し』だって」


アイがそれを読んだ瞬間、俺と頼、蓮は顔を見合わせた。
まだ活躍してない三人ってことはこの三人だ。


「モデルはいおで決定だねっ!」

「うん。それがいいね」


頼と蓮により勝手に話は進んでいて、二人は俺を放置して服を選び始めていた。
それを見た他のチームも動き出していて、会長たちのチームは会長がモデルをするらしい。


「伊織ちゃん、とりあえずこれ着てみて」

「え、」

「いお、早くっ!」

「・・・はぁい」


二人の勢いに圧されて、俺は更衣室に入って着ていたジャージを脱いで渡された服を頭から着た。



 


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