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「伊織」
「おわっ・・・、あ、狼」
中々アイが見つからず困っていると後ろから腕を掴まれて抱き止められた。
その人物を見ると見慣れた銀髪が目に入り・・・
「おう。あんまりウロチョロすんな馬鹿」
「アイちゃん探してたんだしぃ」
「浪川なら蓮とあっちにいる」
「ほんとにぃ?狼、仕事早いねぇ」
俺と頼は狼の後に続いて広間の端の方にいるアイと蓮のところに向かった。
「アイちゃあん」
「なんであそこで大人しく待ってられないの」
「だってぇ・・・」
やっとアイのことを見つけられ、アイに抱きつこうとすると何故かお怒りのアイに怒られてしまった。
どうやらアイが最初からこのメンバーで組もうと思っていたらしく、狼と蓮を捕まえて俺と狼を迎えにいくつもりだったらしい。
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