「僕のクラスはお化け屋敷だよ」

「俺・・・、屋台・・・」


放課後に生徒会室に行くと、夕陽と静に何を思ったのかいきなりそう言われた。


「・・・へぇ、そうなんだ」


俺はあえて何も言わずにそう言った。
すると、やっぱり気にくわなかったのか、夕陽が眉間にシワを寄せて「めぐみのクラスは?」と聞いてきた。


「・・・コスプレ喫茶」

「ふぅん、何着るの?」

「さあ?俺は当日のお楽しみらしい」


クラスの子たちにとてもウキウキとした笑顔で、「花くんの衣装は僕たちに任せてねっ!」と言われたのだ。


 


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