33





「めぐみ、帰るよ」

「あ、庵兄・・・って、銀先輩!」


副会長を放置して、談笑していると庵兄が俺に声をかけてきた。そして、庵兄の横には袴姿の銀先輩がいた。


「おう、久しぶりだな」

「銀先輩、袴カッコいいね」

「おまえもスーツも可愛いな」


俺は場所も場所だから、銀先輩に抱きつくのはやめておいた。


「銀先輩、今日は庵兄たちとオール?」

「ん、まあな。めぐも来るか?」

「いや、大丈夫。俺、今日は充たちと帰る」

「ん、そうか」


俺がそう言うと、銀先輩は俺の頭を撫でて庵兄たちとホテルの部屋に戻っていった。

俺たちも銀先輩たちが行ってから、みんなで学校に戻った。


 


[ 88/271 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]

戻る



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -