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「・・・なんですか?」
「おまえ、花か?」
会長は俺の前まで来ると、ジッと俺を見てそう言った。
その瞬間、周りにいた奴等が目を丸めて驚いているのがわかった。そういう俺も会長にバレたことにビックリしてたんだけど。
「・・・はぁ、なんでわかったんですか?会長」
俺はバレたなら隠すのもめんどくさくなり、ニッコリ微笑んで会長にそう聞いた。
「・・・学校の全生徒くらい把握している」
「そうなんですか」
俺はその会長の言葉を信じることができなかった。
いくら全生徒の顔を覚えてたとしても、俺のすっぴんまでわかるわけがない。
「・・・貴方、花だったんですか、」
会長を疑っていると、副会長が誰よりも驚いたような顔をして俺を見ていた。
「はぁ、そうですよ。生徒会会計をやってます花めぐみですよ」
「私を騙すなんて・・・!」
「騙してなんてないです。副会長が勝手に勘違いしたんじゃないですか」
俺のその言葉に副会長はさらに怒りが増したのか、肩を震わせていた。
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