３１
「雅、なにしてるんだ」
「･･･帝ですか。少し、彼等と話していただけですよ」
早く副会長がどこかに行かないかと思っていると、なんと会長までこちらにやって来た。
うっわ、最悪･･･
すごく嫌な顔をして会長を見ていると、ふと会長と目があった。
「･･･めぇ、？」
「･･････は？」
たぶん、俺にしか聞き取れなかっただろう。会長は確かに、今俺を見て「めぇ」と言った。
「めぐ？どうした？」
「･･･いや、なんでもない」
気のせいだろう、と思い。俺はもう一度会長を見た。
すると、会長もこっちを見ていて、俺の前まで歩いてきた。
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