3
充と二人で朝御飯を食べ終え、俺は充と別れて生徒会室に向かった。
「おはようございまーす」
「・・・花か、」
生徒会室に入ると、まだ会長以外誰も来ていないらしく、会長に思いっきり舌打ちをされた。
「会長、おはようございます」
「・・・・・・」
俺の挨拶に会長は聞こえていないのか聞く気がないのか、とにかく無視された。
「・・・はっ、会長って挨拶もできないんですね。東宮の名が聞いて呆れるわ。挨拶できないとかさいっていですもんね」
「ちっ、・・・おはよう」
「なーんだ、できるんじゃないですか。最初っから素直にしとけばいいんですよ」
俺が笑顔でそう言うと、会長は今日3度目となる舌打ちをした。
会長は俺のことが嫌いらしいが、俺はこうやって会長で遊ぶのが好きだ。
こういういつも澄ましてる奴の苦痛に満ちた表情ってなんかゾクゾクするよね。
[ 7/271 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]
戻る