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「松浪も藤岡も何してるんですか?」


すると、スーツがしっくりくる副会長が夕陽たちの後ろに立っていた。


「おや?こちらの方はどなたですか?」


副会長は俺たちに近づいてくると、俺を見て首を傾げていた。


「この人はねーっ「はじめまして、三桝様。僕は充の知り合いのめぐみと申します。よろしくお願いします」

「・・・めぐみくん、ですね。私は三桝 雅といいます」


朝陽が副会長に俺の正体をバラそうとしていたので、俺は遮って副会長にそう言った。
まあ、間違ったことは言ってないしね。

すると、副会長はいつもの笑みでそう言うと、「私のことは雅と呼んでください」だなんて言い出した。


「めぐみ、副会長に気に入られたんじゃない?」

「つか、あいつ、お前のこと気づいてないのかよ」


すると、夕陽と充が小声で俺にそう言ってきた。


「気に入られるのは誤算だけど、やっぱり気づかれてなかったみたいだね」


副会長は黒神が来る前から女装をしている俺のことを見下していて、俺のことなんてなんにも興味ないだろうし。



 


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