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「めぐみの買いたい物ってなんなんだ!?」

「ああ、スーツだよ」


しばらく黒神の行きたいと言ったゲームセンターやらに付き合い、おなかがすいたからお昼を食べていると、黒神がそう聞いてきた。


「スーツ?誰かにあげるのか?」

「違う。近々パーティーがあるから必要なの」


そう。近々、毎年この時期に行われるパーティーに行かなくてはいけないのだ。
俺としては女装をして行きたいのだが、そんなことをしてはくそ親父に怒られてしまう。


「そうなのか!!俺がめぐみに似合うやつ選んでやるよ!!」

「いい。自分で選べる」


それから、俺たちはお昼を食べ終えてスーツを買いにいった。
店員さんは俺がスーツを買うことに少し驚いていたらしいが、無事にスーツを買うことができた。


 


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