「めぐみ様、おはようございますっ!」
「めぐみ様、今日もお可愛らしいっ!」
「めぐみちゃん抱きてェ!!」
「ぐちょぐちょにしてェ!!」


「うわっ、変態野郎がきた!!」
「最悪〜・・・充様もあんなののどこがいいの〜?」
「あれで男とかマジ萎えるわ」
「ビッチのくせに生徒会の皆様と仲良くしてっ・・・!!」


食堂に入って聞こえてくるのは、俺への声援と批難の声が半々ずつ。

ほーんと、チワワちゃんたちは可愛い。
あのアホの生徒会の皆様にお近づきになりいからメイクの仕方を教えてくださいって俺に相談してきてくれんの。あんな可愛い子たちを無下になんてできないよね。


「めぐ、ニヤニヤしてねぇでなに食うか決めろ」

「ニヤニヤとか言うな。幸せを噛み締めていたんだ」

「はいはい」


充は俺の話を適当に受け流すと、勝手に俺の朝飯も頼んでくれていた。


「あ、そうだ。充、見て見て」

「ん?」

「爪、かわいくない?今月のラッキーカラーがピンクなんだ」


俺は昨日新しく塗った爪のデコレーションを自慢気に充に見せた。


「あー、可愛い可愛い」

「マジでおもってんのかよー」

「つか、めぐはやっぱピンク似合う」

「ふふ、だろ?俺ほどピンクの似合う男はいない」

「あー、やっぱ可愛くねぇ」



充はメイクや服の着こなしもめんどくさがらずに評価してくれるから好きだ。



 


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