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飯を食べて、みんなが寝静まった頃、俺はこっそり部屋から出てあの扉の前にいた。

どうしても確認がしたかった。花がめぇなのかどうか。


ガチャッ・・・


ドアノブを回すと扉が閉まっていて、俺は夢で見た通り植木の下から鍵を取り出して扉を開けた。


「っ・・・うそ、だろ」


部屋の中は夢の・・・俺の記憶のままで、俺が昔めぇにあげたものがいくつか置いてあった。


「・・・あれ、」


その部屋に唯一ある家具のベッドに目を向けると、花が寝ていて、そのベッドの上にはあのくまのぬいぐるみがあった。

あのぬいぐるみは俺がめぇにあげるために特注で作らせたもので、この世に一つしかないはずだ。


「花が、めぇなのか・・・?」


この瞬間。俺は花がめぇなのだという疑問が確信に変わった。


 


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