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「めぐみ!!やっと来たんだな!!」
「あー、うん。海とか何年ぶりだろ」
俺はサンダルを履いたまま海の中に足を入れた。
「あのぉ、」
すると、女の子たち数人が俺たちに話しかけてきた。
化粧ケバッ・・・、肌も汚いし可愛くない。これなら学校のチワワちゃんたちのが可愛いな。
「何でしょうか?」
そんなことを思っていると、一番紳士な副会長が答えた。
女の子たちは副会長を見ると顔を赤らめて、他の面々もチラチラと見ていた。
あ、もちろん俺と黒マリモは蚊帳の外。そりゃ、こんなマリモと完璧に女な俺は興味ないでしょ。
「わたしたちぃ、女だけで来てるんですけどよかったら御一緒しませんかぁ?」
案の定、女の子たちは副会長たちを逆ナンしていた。
「めぐみ、ビーチボールで遊ぼうぜ!!」
「あー、うんいいよー」
黒マリモは興味がないらしく、俺にビーチボールを渡してきて、暇だったので俺は黒マリモとビーチボールで遊ぶことにした。
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