3
「くそう、ああいうときだけできる男感発揮しやがってあのくそ会長め」
もちろん、会長は本当に三日で仕事を終わらしてしまい、俺たちは強制的に海に行くことになってしまった。
「どんまい」
あ、ちなみに俺は今充と仲良く帰宅中。
会長が仕事を終わらしてくれたおかげでいつもより早く帰ることができたのだ。
「あ、もちろん充も強制参加だからね。会長に頼んどいたから」
「はぁ!?」
「だって、充がいないと楽しくないじゃん」
「・・・っ、まあ、いいけど」
そんなこんなで、俺たちは久しぶりに平和を味わいながら寮へと帰っていたのであった。
「あ、花くん」
「ん?どうしたの、シゲ爺。」
寮に着くと、寮の管理人をしているシゲ爺が俺に話しかけてきた。
「これ、お兄さんからいつもの届け物だよ」
「やっと夏服届けてくれたんだ。シゲ爺ありがとう」
俺はシゲ爺から大きな段ボールを受けとると、お礼を言って部屋に向かった。
ちなみに、段ボールは二つあるから充にも手伝ってもらってる。
[ 58/271 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]
戻る