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「めぐみ様、後で焼き増してくださいね」
「わかってるよ」
「めぐみ!!!」
楽しく瑞希ちゃんたちと談笑していると、いきなり腕を引かれた。
振り向くと、そこには黒マリモがいて、瑞希たちを睨んでいた。
「なに?」
「親衛隊は悪い奴なんだぞ!!しゃべっちゃダメだ!!」
「は?え、ちょっ・・・!!?」
黒マリモはそう言うと俺が持っていたカメラを取り上げ、さっき撮った写真のデータを消しやがった。
「・・・な、にすんの、」
「あんな奴等との写真なんていらないだろ!!あとで俺が撮ってやる!!」
「っ、ざけんな!!」
黒マリモはそう言って俺の手を引こうとしたが、俺はその手を振り払いそう叫んだ。
「親衛隊が悪い?誰がそんなこと言ったんだよ」
「雅だ!!帝もそう言ってた!!」
「副会長と会長のところは統率が執れてないから制裁とかがあるかもしれねぇけど、俺んとこは違う!!みんないい子だし、俺が嫌なことは絶対やらねぇ。親衛隊が全員悪いみたいな言い方してんじゃねぇよ!!」
俺は言いたいことを言うだけ言ってから、我に返り、みんなの視線を浴びながら大広間から逃げた。
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