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「めぐみって、いつも親衛隊からそういうのもらってんの?」


生徒会室に着くと誰もいなくて、黙々と仕事をしていると夕陽がそう口を開いた。



「うん。ほとんど髪飾りだけどね」

「ふぅん・・・その髪ってカツラ?」

「ううん。地毛」


俺がそう言うと夕陽は驚いたような顔をして、俺をマジマジと見ていた。

まあ、こういうとよく驚かれる。みんなカツラだと思ってるからね。
俺の髪はカツラじゃなくて地毛だし、色も染めたわけでなく地毛だ。


 


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