二年後の周りの様子はというと、
まず、俺の家はいまだになんとかやっているらしい。だが、会社は小さくなっていて時期社長候補にはあの黒神がなっているんだとか。


そして、柊は学園のエスカレーター式に上がれる大学には行かずに普通の大学に通っていて、本格的に婚約者である英知さんの同棲をはじめたらしい。


「めぐ、いるか?」

「手伝いに来てあげたよ」


すると、店の中に二人の人物が入ってきた。充と夕陽だ。
二人と他には静と朝陽はそのままエスカレーター式の大学に入った。ときどきこうやって俺の店に遊びに来てくれる。


「あれ?鷹野は?」


夕陽は鞄を店の奥に置いてくるとエプロンをつけて出てきて、店を見回してからそう聞いてきた。


「ああ、買い出し中・・・ほら、帰ってきた」

「・・・何か人増えてねェか?」


たくさんの買い物袋を持って帰ってきたのは、鷹野 蓮だ。鷹野は高校を卒業してから俺の店を手伝ってくれてるのだ。
ここ不良たちの溜まり場になっちゃってるし、こう見えてこいつは意外と料理が上手いので俺としては大助かりだ。


「おかえりー。とりあえずガキどもになんか作ってやってー?」

「・・・はいはい」


鷹野はそう言うと買ってきたものを直してキッチンに向かって料理を始めた。


 


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