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side.東宮 帝



「こんにちは」

「ああ、東宮の・・・わざわざ息子の婚約パーティーにいらしてくださるとは」

「いえ、めぐみ君とは生徒会の仲間ですし」


俺は今、めぐみの婚約パーティーの招待客として会場にいる。
俺の目の前で人の良さそうな笑みを浮かべているのはめぐみの父親だ。


「なんでも、お相手は爽川のお嬢さんなんだとか?」

「そうなんですよ。彼方さんから是非息子さんを、と言われましてね」

「めぐみ君は魅力的ですからね」


俺はめぐみの学校の生徒で生徒会長ということもあり招待された。
めぐみと仲のいい片岡や親衛隊長の瀬野などはいないから招待されていないのだろう。


「また後でめぐみ君にも挨拶させて頂きます」


俺はそう言いその場を後にして、会場から抜け出した。



 


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