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そしてパーティー当日。
俺は両手を拘束されたまま、親父に連れられてパーティー会場があるホテルやって来た。
俺はそのホテルの一室に入れられた。
「ここで着替えろ。私は先に会場に行っているからな」
親父は一度も俺の目を見ることなくそう言うと、さっさと部屋から出ていった。
「お待ちしておりました、めぐみ様」
「え、ちょっ、」
手は拘束されたままでどうやって着替えるのか困っていると、どこに隠れていたのか数人のメイドらしき人たちが俺を囲んだ。
「自分で出来るって、!」
「大丈夫ですから私どもに任せてください」
「わっ、ちょっ、待って!」
俺は両手を拘束されて抵抗もできるわけがなく、メイドたちにされるがままだった。
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