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それから数日、俺はずっとみーくんの家にお世話になっていた。
みーくんは忙しいらしく、日中はいないがその間は蘭さんが俺の相手をしてくれていた。


「ねえ、めぐちゃん」

「何ですか?」

「女装、してみない?」

「・・・へ?」


そんなある日のこと、蘭さんはウキウキとした表情で俺にそう尋ねてきた。
もちろん、俺はそんな蘭さんの問いかけに呆気に取られていた。


「どういうことですか?」

「私の友達がね、ウエディングドレスのお店してるのよ。でね、可愛いモデルいない?って聞かれたのよ」

「ウエディングドレス・・・」

「どうかしら?・・・やっぱり女装なんて嫌よね?」

「い、いえ!着てみたい、です・・・」


そんな素敵な提案に可愛いものが好きな俺が断るわけがない。大歓迎だ。

俺はつい興奮してしまい、手を挙げて蘭さんに返した。


「ふふっ、じゃあ行きましょうか?」

「は、はい・・・」


蘭さんに笑われてしまい、俺は照れて俯き蘭さんの後に続いてみーくんの家を出た。


 


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