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「めぐちゃんは帝と同じ部屋でいいかしら?」

「え?」


落ち着いた俺にそう聞いてきた蘭さんの手には俺の荷物が持たれていた。


「帝が君のお見合い問題は解決してくれるらしいから、それまでここで過ごしなさい」

「・・・いいんですか?」

「もちろんよ。それに、・・・内緒の話だけど私たちめぐちゃんのお父様のやり方嫌いなのよ」


こそっと耳打ちしてそう言ってくる蘭さんが可愛くて俺はつい吹き出してしまった。


「じゃ、俺らは部屋行くから」

「帝、めぐちゃんに手出すんじゃないわよ」

「わかってるよ」


蘭さんの隣で笑っている俺をみーくんは担ぎ上げると、蘭さんから俺の荷物を渡してもらって歩き出した。


「みーくん、自分で歩ける」

「いいだろ、お前に触れてたいんだよ」

「ふふっ・・・みーくん寂しかったの?」

「悪いか」


みーくんの肩に担がれているから、照れてるみーくんの顔が見えてしまい俺はつい笑ってしまった。



 


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