「めぐみ、冬休みどうすんの?」


平和な日々が続いていたある日、もうすぐ冬休みという頃に夕陽が仕事をしていた手を止めてそう聞いてきた。


「いや、今んとこ予定はない」

「ふぅん・・・会長と過ごすんじゃないの?クリスマスとかあるじゃん」

「あー・・・うん、そっか」


ちなみに今ここにいるのは俺と夕陽だけだ。他のみんなはそれぞれ用事で出掛けている。


「なに?反応薄くない?」

「何にも考えてなかった。夕陽は家帰んの?」

「一応ね。年始年末は帰らないと」


夕陽の言葉を聞き俺は眉根を寄せた。
あの、糞親父がいる家に帰るということを考えただけで嫌になってきた。



 


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