40

side.花 めぐみ



「・・・充、・・・瑞希ちゃん、」


いきなり部屋に入ってきた充と瑞希ちゃんは青ざめた顔で俺に近づいてくると、みーくんから俺を引き離して俺の身体中を見た。


「な、なに・・・?」

「何かされたのか!?」

「ち、違うよ・・・みーくんが助けてくれて、」

「・・・片岡様、落ち着いてください。鷹野様、何があったか教えてくれますか?」


俺に質問攻めしてくる充を瑞希ちゃんが制止すると、爽川を捕らえている鷹野にそう聞いた。


鷹野はめんどくさそうに先ほどあった出来事を説明した。
話している内に充と瑞希ちゃんの目付きが怖くなっているのは気のせいだと思いたい。


 


[ 219/271 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]

戻る



「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -