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side.東宮 帝
体育祭の後、めぐみと話したくて声をかけたがめぐみの親衛隊の隊長の瀬野に邪魔をされたため、俺は今からめぐみの部屋に向かおうとしていた。
すると、上階へ上がるエレベーターの前に見たことのある人物が立っていて俺はそいつに一言「邪魔だ」と伝えてエレベーターが下りてくるのを待った。
「東宮、」
すると、いきなり後ろからそいつ・・・鷹野蓮に声をかけられた。
俺は「何だ」と一言だけ発すると特に相手をするわけでもなく前を向いていた。
「花が危ないかもしれない」
「・・・は?どういうことだ?」
だが、鷹野がめぐみの名前を出した瞬間、俺は冷静でなんていれるわけもなく鷹野にそう食いかかっていた。
俺が焦った様子を見た鷹野は自分が体育祭中に見た出来事を俺に話した。
「っち・・・」
俺はその話を聞き誰にでもなく舌打ちをすると、丁度下りてきたエレベーターに乗り込んだ。鷹野も後ろから乗り込んでいた気配があったがめぐみのことで俺は頭いっぱいだった。
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