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「めぐみって風紀委員長と仲よかったんだ」

「あー、俺可愛いから口説かれちゃってんだよね」


風紀室を出て廊下を歩いていると、夕陽がそんなことを言ったのでいつものようにそうふざけたように言った。


「確かに、めぐみは可愛いよね。ほんとそこらの女なんか目じゃないくらい」


が、夕陽に冗談が通じていなかったのか、そう言って夕陽は妖艶に笑った。


「っ、夕陽、なんか色っぽい」

「気のせいだよ」


なんかさっきから俺、夕陽にペース乱されまくってる気がする。


そんなことを思いながらも、俺は夕陽と寮に帰った。



「めぐみ、飯どうすんの?」

「充と食うよ」

「僕も一緒にいい?」

「ん、夕陽ならいいよ。んじゃ、7時に食堂の階でな」


部屋に入る間際、俺は夕陽とそう約束して自室に入った。



 


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