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ピピーッ!!!!


夕陽の顔に桃色の液体がついた瞬間、校内にゲーム終了の笛の音が鳴り響いた。


「あーあ、負けちゃった」

「ふふん。俺に勝つなんて百年早いんだよ夕陽」


早打ち勝負に勝ったのは俺だった。
夕陽の打った水は俺のほんのギリギリ横を通って地面に落ちていた。


「さっすがめぐちゃーん!!夕陽様に勝つなんてすごいねー!」

「当たり前だろ。俺を誰だと思ってんだよ」

「めぐみ様、そんなことより閉会式の準備をしてください。そして早く着替えてください」

「は、はーい、わかりましたよぉ」


柊と笑い合っていると、怖い顔をした瑞希ちゃんにそう言われて俺はみんなと一緒に閉会式の準備をするために本部テントに向かった。



 


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