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「三桝様、アウト〜!これでゲームオーバーですよー!早く自分の陣地にお帰りくださーい」


水の飛んできた方向を見ると、どこから登ってきたのか俺たちの後ろに柊が立っていた。


「ひぃ、何してんの」

「めぐちゃんを助けに来たに決まってるでしょー?俺は愛の救世主だから〜!」

「青、少し黙ってなさい」


柊がキラッと装飾がつきそうなくらい素敵な笑顔でそう言うと、呆れたように瑞希ちゃんが柊の顔に水鉄砲で水をかけた。


「あー!!瑞希ひどーい!!反則じゃん!」

「油断するから悪いんだよ」

「えー、めぐちゃんまでぇ!?」

「うるさい・・・ってあれ?副会長いなくなってるし」



どうやら馬鹿な柊の相手をしているうちに副会長はどこかへ行ってしまったらしい。


「・・・まあいいや。ひぃ、どうせゲームオーバーなんだし暇だから俺の相手してよ」

「喜んでー!」


俺がそう言うと、柊は嬉しそうに俺に飛び付いてきて瑞希ちゃんに殴られていた。



 


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