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「失礼しまーす」
夕陽と話しているとすぐに風紀室に着き、俺はノックをして扉を開けた。
「・・・なんや、花ちゃんと弟くんかいな」
「先輩だけなの?他の奴等は?」
風紀室に入ると、一番奥にあるえらそうな椅子に座っている男・・・風紀委員長の相楽 竜臣がいた。
「他の奴等やったらあの転入生のおっかけしとるわ」
「風紀も黒マリモ信者なの」
「ほんま、あれのどこがかわええんかわからんわ。花ちゃんのがよっぽどかわええんに」
この人は俺がこんな格好しているからなのか、よく俺のことを口説いたり誘ったりしてくる。
「これ、今日中のでしょ。ここ置いとくから後よろしくね」
俺はそんな先輩を適当に流して、一番近く・・・入り口付近の机に持ってきた書類をおいて風紀室を後にした。
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