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本部に着くと、前の生徒会と今の生徒会両方のメンバーが既に集まっていた。

事の発端の夕陽はというと、パイプ椅子に脚を組んで偉そうに座ってニヤニヤと俺を見ていた。


「めぐみ、イイ格好だね」

「夕陽最近性格に磨きかかってない?」

「誉め言葉だと受け取っておくよ」

「っ、そう言いながら脚触るな!」


俺は文句の一つでも言ってやろうと夕陽に近づいたが、何故かセクハラされただけで何もできなかった。


「・・・めぐ、時間、」


これでもかというくらい夕陽を睨んでいると、静がゆっくり近づいてきてそう言った。
その言葉に時計を見ると、予定していた時刻よりも大幅に過ぎていた。どうやら時間が押しているというのは本当だったらしい。


「あー・・・それじゃあ、各団の団長である前生徒会のメンバーは自分達の団のところに戻って事前に説明してたルールを説明して水鉄砲を渡してください。今が2時42分だから・・・3時にゲーム開始しますのでそれまで作戦会議なりなんなり好きにどうぞ」


俺はそれだけ告げると、いつの間にやらテントの外で待っていた充と瑞希ちゃん、そして爽川と自分の団のところに戻った。



 


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