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『うおおお!!花様エロい!!裾から出ている生足がまたなんとも言えませんね!!』


借り人競走と同様に大袈裟な実況に俺は苦笑いしながら、仕方なくそのまま走り出した。


走ると次にあったのは普通より少し高い平均台で、横からは大きな扇風機から風が吹いていた。


「うっわ、」


しばらく他の人が平均台を渡る様子を見ていると、メイドやナースのコスプレをしているチワワちゃんたちは風でスカートが捲れるのを必死に押さえて中々進めないでいた。


「さて、進むか」


俺には別に対してそんなに恥じらいとかなく、周りがガヤガヤと俺のワイシャツの裾が捲れるのを見て騒いでいるのも無視して平均台を渡りきった。


それからの障害物もたいして困難なものはなく、どちらかというとチワワちゃんたちの恥じらいを求めているらしく、俺は簡単に進んでいき、見事に一位になった。


「あーあ、花に負けちゃったぁ!」

「ああ、朝陽二位だったんだ。くのいち、可愛いじゃん」


俺の次にゴールしたのは朝陽で、くのいちの格好をしていた。やっぱり可愛いよな



 


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