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周りの生徒が小さいからか俺は比較的早く最初の障害に着いた。

そこにはなにやらたくさんの大きな袋が置かれていて、『好きなものを1つお取りください』と書かれていた。


「何これ、」


俺は適当に手前にあった袋を取って、中身を開けた。そこには少し大きめのワイシャツが入っていた。


『おおっと花様、第一ポイントに到着して袋を取ったぁあ!!さあ、花様のコスプレは何なのか!!ちなみに、生着替えとなっております!!』


「・・・は?生着替え?」


俺は司会の言葉に目が点になってしまった。夕陽の方を見ると、苦笑いをしていて、どうやらこのことを知っていたらしい。


「・・・くそう、」


まあ、特に生着替えに抵抗のない俺はパッパッと体操服を脱いで少し大きめのワイシャツを着た。
サイズが大きいからか丈が長く、膝上十センチといったところだろうか。


 


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