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「あれ?朝陽もこれ出んの?」
集合場所に行くと1レースだけで終わるためか人数が他に比べると少なかった。俺はその中に見知った人物を見かけて声をかけた。
「あ、花!花も出るんだぁ?」
「うん。勝手に決められててさ」
「そうなんだぁ!敵同士だけど頑張ろうね!」
「うん」
この競技は出場する選手が一斉に走るのだ。
ていうか、見事にちっちゃいチワワちゃんたちばっかりだなー・・・
周りを見ると俺でも身長が低い方だが、同じようにちっちゃい生徒たちばかりがいた。
『位置について、よーいドン!』
スタートラインに立つと、スタートの合図の生徒のその合図で俺たちは一斉に走り出した。
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