17
『個人最終競技、障害物競走に出場する選手は集合場所に集まってください』
「あ、俺行かなきゃ」
「え?めぐちゃんこれ出るの?」
「え、うん」
俺が頷くと夕陽はしまった、というような顔をしていた。
「なに?」
「いや、何にもないよ。早く行ってきな」
俺が夕陽にそう聞くと、夕陽はさっきの顔が嘘のように爽やかな笑顔でそう言った。
俺はそんな夕陽が腑に落ちなかったが、気にせず集合場所に向かった。
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