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『個人最終競技、障害物競走に出場する選手は集合場所に集まってください』


「あ、俺行かなきゃ」

「え?めぐちゃんこれ出るの?」

「え、うん」


俺が頷くと夕陽はしまった、というような顔をしていた。


「なに?」

「いや、何にもないよ。早く行ってきな」


俺が夕陽にそう聞くと、夕陽はさっきの顔が嘘のように爽やかな笑顔でそう言った。
俺はそんな夕陽が腑に落ちなかったが、気にせず集合場所に向かった。



 


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