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「誰、あの人!?」
「すっごい綺麗!!」
「隣にいるの青居様だよねっ!?」
「ってことは、親衛隊の子?あんな子いた!?」
食堂に入ると案の定、ざわざわと俺を見て食堂内の連中が騒ぎ始めた。
「瑞希たちはー・・・あ、いたよー」
柊はそんなこと一切気にしていないのか、キョロキョロと辺りを見回すと、瑞希ちゃんを見つけたのか俺の手を引いて走り出した。
「瑞希ー!」
「青、うるさいよ・・・って、めぐみ様!?」
柊を見た瞬間に嫌そうな顔をした瑞希ちゃんは、その隣にいる俺を見た瞬間に顔色を変えて俺の名前を呼んだ。
「え!?花様!?」
「嘘ぉ!?花様の髪が!!」
「てか、花様って化粧してなくても綺麗じゃない?」
「それ、俺も思った!普通にイケる!」
瑞希ちゃんのその言葉を聞いた周りの生徒たちは、口々に驚きの言葉を発していた。
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