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「ほら、ひぃ。馬鹿なこと言ってないで食堂行くよ」


俺はいまだにニヤニヤしている柊の頭を一発叩いて、そう言いながら私服に着替えた。
髪が短くなったため可愛いがボーイッシュな服装だ。


「めぐちゃん、きっと目立つよー?」

「わかってる。仕方ないだろ、一日で伸びるわけじゃないし」

「めぐちゃん、おっとこまえー」


俺は馬鹿なことを言っている柊をもう一発叩いて、部屋を出て食堂に向かった。

なんか、この髪型、あの黒神がマリモだったときの白いバージョンみたいになってるんだけど大丈夫かな?


俺は口では余裕ぶりながらも、内心みんなの反応が心配でしかたなかった。



 


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