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その後は先生が来て授業が始まったのでみんな席に座って、授業中はずっと黒マリモが俺を見ていた。
「花!!「じゃ、充。俺、生徒会行くね」
授業が終わった瞬間、黒マリモが俺の所に来ようとしていたので、俺はバッと勢いよく立ち上がって教室から出た。
「ふう、めんどくさいな」
無事に教室に出れたことにとりあえず安心し、俺は生徒会室に向かった。
「あれ、夕陽だけ?」
生徒会室に入ると、なぜかいつもいるはずの副会長や静がおらず、双子の夕陽だけがいた。
「悪い?」
「いや、ちょっと驚いただけだよ。朝陽は?」
夕陽はちょっと苦手だ。
冷たい印象があるからだと思う。朝陽といるときはそんな感じしないんだけど
「朝陽なら会長たちと転入生のところ行った」
「夕陽は?転入生に興味あったんじゃないの?」
「副会長が可愛いとか言うから気になったけど、花の方が可愛い」
「え・・・、あ、あたりまえじゃん。俺が可愛いのは世界中が知ってることだし」
夕陽に可愛いとか言われたのははじめてで、一瞬焦ったのも照れたのも多目に見てほしい。
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