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「ま、一人なのは仕方ないんじゃない?自業自得でしょ」


そろそろ帰らないと夕陽に怒られるし、瑞希ちゃんと夕飯の約束をしたから戻らないといけない俺はそう言って立ち上がり、うーんと伸びをした。


「まあ、一人が寂しいならここに来なよ。俺も息抜きにここに来るしその時くらい相手してあげないこともないよ」


俺は鷹野にそう言うと、最後一枚のクッキーを鷹野に渡して屋上の出口に向かった。


「あ、おい!」

「ん?なぁに?」


だが、鷹野に呼び止められ、俺はくるりと振り向いた。


「オマエ、気を付けろよ」

「・・・?、黒神のこと?わかってるよー」


俺はそう言ってヒラヒラと手を振って屋上を出た。




「・・・大和のことじゃねぇよ」


俺が出ていった後、鷹野が眉間にシワを寄せてそう言っているとは知らず。



 


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